S.K.
本店鉄道第二部
2018年入社
電気情報工学科卒
人間関係が良く、温かい社風に
惹かれ、迷うことなく入社を決定
最初に当社に興味を持ったきっかけは、小さい頃から阪神タイガースのファンだった私にとっての聖地である阪神甲子園球場の工事に携わっている会社だと知ったことからです。面接で感じたのは、何でも話しやすい風通しの良い社風と物腰の柔らかい人が多くて働きやすそうな雰囲気でした。入社後も最初に抱いたイメージ通りで、全くギャップを感じることがないくらい、先輩や上司との関係性は抜群でしたね。私の場合は、入社後に人材教育センターで約半年間の研修を受け、その後、電気工事士としては、特殊な鉄道電気工事に少しでも早く慣れることができるよう現在も所属している本店鉄道第二部へ配属されました。配属後は、先輩・上司についてOJTで指導を受けながら、一つひとつ業務について覚え、特殊な鉄道電気工事も慣れることができました。その後は、阪急宝塚線の信号工事や阪神電鉄に出向して鉄道設備に関する知見をより深められるなど、知識と経験を増やしていけたことは、業務のステップアップや現場責任者としてのレベルアップにもつながりました。
準備と管理をけして怠ることなく、
安全かつスムーズな工事を実現する
今は、阪急伊丹線の各駅に設置を進めているセンサ付ホーム固定柵の設置工事の主担当を任されています。具体的な私の業務としては、設計会社が作成した図面に基づいて工事の工程を考え、作業員（協力会社）の確保や材料の手配、実際の工事現場の管理などを行っています。ただ鉄道電気工事は、電車の運行に影響が出ないよう、深夜に工事を行う場合が多いのが大変なところです。他にも施工管理の仕事は、自分で手を動かして作業するというよりも、計画や手配なども含めた工事に関わるあらゆる業務をこなしながら、工期遵守や安全性確保などの管理を徹底する必要があります。そのため、常に考えることが多いのが苦労する点ですね。その分、自分が組んだ工程通りに工事が安全かつスムーズに進んだ場合はやりがいも大きく、面白みも感じられます。そして私たちの仕事が日々の鉄道運行を支え、お客さまの安全も支えていると実感できるのは、この仕事の醍醐味だと思いますね。
新人時代に参加した高架化工事で
味わった驚きと感動が今も忘れられない
これまでの仕事の中で一番印象に残っているのは、1年目に鉄道の高架化を実現するための立体工事の現場に携わった時です。当時は、まだまだ新人で先輩の仕事を見て手伝っただけでしたが、長年にわたって続けてきた工事の集大成とも言える線路切替を目の当たりにした瞬間は感動的でした。深夜の静かな時間に、それまで見たことのないくらいの数の作業員が立ち会い、緊張感が高まる中で切り替えが完了した時の光景は、まるでお祭りのような迫力と人々の熱量も感じられ、工事に携わった人たちの笑顔からはプロとしての誇りも感じることができました。
この体験を通して、自分達が手がける鉄道電気工事の仕事の魅力を再確認できたのと同時に、私自身も「先輩達のように、将来はこうした工事に携われるようになりたい。そのためにもっと多くのことを現場で身につけ成長したい」との新たな目標を抱いたことを今も思い出します。
私の成長ポイント
私が一番成長したと感じているのは、工事を進める上で必要なお客さまや職人のみなさんとのコミュニケーションスキルです。また工事計画を立てる力、CADを使って施工図面を作成するスキルなど、実務で必要な能力も身につけることができました。
他にも半年間阪神電鉄へ出向した際は、自分達が工事で設置していた信号機や機械の故障対応の仕方や日々どのようにメンテナンスしているかを知ることができ、機器の運用保守に関わる人のことを考えて設置場所を考えるなど、自分達の工事にも活かせることを学びました。また阪神電鉄の若手技術者との交流も深められ、気軽に連絡を取り合える関係性を築けたことも良かったことの一つです。
当社では、仕事を通じて成長できるのはもちろん、資格取得支援制度など、常に自身を高めていける環境がありますから、私自身は今後も初心を忘れず、謙虚に学び、架線工事や高架化工事も任せられる力を身につけたいと思います。
とある1日のスケジュール
※夜勤シフトの場合
- 23：00
- 出社・業務の準備や事務作業を行う
- 23：30
- 施工現場の確認・管理業務。特に夜間作業の場合は、始発電車が動き出すまでに安全かつ確実に工事が進行しているかを管理
- 4：00
- 事務所に戻り、進捗のまとめや事務作業を行う
- 5：00
- 翌日の業務の確認をし、退社
先輩が立ち上げたバレーボールチームで汗を流したり、ゴルフを楽しんだり、アクティブに過ごすことが多いです。